そして太陽が上がる頃。 二人が向かったのは、ここら一帯を支配している海賊のアジト。 その手には伝書鳩で送られてきた、死刑囚と女王を捕らえたというその海賊からの手紙が。 どうやら金が目的のようだが… 「どうせ、その金も使えなくなるのにな。」 オーウェンはフッと息を漏らした。