Top☆Secret~幼なじみ君の秘密~



そう決めた時…


『おや?お嬢さん、泣いているのかい?』


どこからか声がした。


「…え?誰…?」

「早和?どうしたの?」


結希ちゃんにはきこえてなかったみたい。

…って事は、妖怪なんだ!


『嫌な事でもあったのかい?………なら、こっちに来ないか?嫌な事なんて無い、楽しい世界が待ってるよ…』


くっくっと笑い声が聞こえる。

この妖怪…私を引きずりこもうとしてるんだ。

このままここにいたら結希ちゃんまで危ない!

離れなきゃ!!


「っ!ごめん結希ちゃん!」

「えっ!?早和!?」


結希ちゃんの腕の中から飛び出して走り出す。

結希ちゃんに逃げてって言おうとした瞬間、


「…きゃっ…!」


何かに足を引っ張られて湖へ引き込まれた。

助けて…っ



………明っ…!