…と思っていたのは実は昨日まで。
本当はもう許してるんだけど、私の意地が邪魔してるのとタイミングがつかめないのでずっと無視したままなんです…。
…どうしよう…。
「早和!どうしちゃったのよ。明を無視したりして」
宿泊場所に向かうバスに乗り込んだ時に結希ちゃんが聞いて来た。
ちなみに、バスの席は結希ちゃんの隣なんだ♪
「うう~…結希ちゃ~ん…」
「えっ!?な、何?」
隣に座った結希ちゃんに抱きつく。
「あのね…」
バスに揺られながら、土日の事と今の気持ちを話した。
「…それは…まあ、早和が悪いわね」
「…うん。わかってるの。でも今更謝れなくって…」
「意地っ張り」
結希ちゃんが笑って私をつついた。