Top☆Secret~幼なじみ君の秘密~



「ふられたって…どうして?」


意味がわからなくて問いかけたら、またまたため息をつかれた。


「…だから放っておけないのよ。早和、自分がかわいいって自覚ある?」


私がかわいい?

…まさか!

かわいいっていうのは結希ちゃんとかクラスの女の子達を言うんだよ!

メイクもバッチリで、いつもかわいくしてるもん。

そう言って否定したら、またもやため息…。


「あんまりため息ついてると、幸せが逃げちゃうよ?」


私が言うと、結希ちゃんが複雑な顔をした後に苦笑した。


「………。そうね。じゃあナイトの明くん、早和の事お願いね」

「…了解」


結希ちゃんに言われると、明もふっと笑って答えた。









「ただいまー」

「おじゃましまーす」


明の後に続いて玄関に入る。

いつ見ても大きな家だなぁ…。

あ、ちなみに。

陽碧家は純日本家屋です。

といっても中には洋風の部屋もあるんだけど。

とにかく敷地がとっても広くて、外から見ただけでも結構な迫力があります。