Top☆Secret~幼なじみ君の秘密~



『Ah! Vous dirai-je, Maman,

Ce qui cause mon tourment ?………』

―――ねえ!言わせてお母さん

何で私が悩んでいるのかを
優しい目をしたシルヴァンドル
そんな彼と出会ってから
私の心はいつもこう言うの
「みんな好きな人なしに生きられるのかな?」

あの日、木立の中で
彼は花束を作ってくれた
花束で私の仕事の杖を飾ってくれた
こんなこと言ったの「きれいな金髪だね
君はどんな花よりきれいだよ
僕はどんな恋人より優しいよ」

私は真っ赤になった、悔しいけど
ため息ひとつで私の気持ちはばれちゃった
抜け目のないつれなさが
私の弱みに付け込んだの
ああ!お母さん、私踏み外しちゃった
彼の腕に飛び込んじゃった

それまで私の支えは
仕事の杖と犬だけだったのに
恋が私をだめにしようと
犬も杖もどこかにやった
ねえ!恋が心をくすぐると
こんなに甘い気持ちがするんだね!―――


歌い終わって男の子を見ると、再び目をパチパチさせていた。


『…よく、意味がわかんない…』


その呟きに、くすっと笑いがもれる。

5,6歳の男の子にわかったら、少し怖いな。

まだわからなくていいんだよ…。


『その歌も、フランス人のおじいちゃんが教えてくれたの…?』

『うん。そうだよ―――………』



大きな湖のほとりに建つお屋敷。

私は、その湖に大空の星がうつってキラキラと光る風景が大好きで…。

よく外に出て岸辺に座って「きらきら星」を歌っていると、おじいちゃんが家から出て来て私を膝の上に乗せ、優しく頭を撫でてくれた。


―――早和。いい事を教えてあげよう…―――

優しく響く、おじいちゃんの声。

風にさざめく湖。

満天の星空―――………。


とても懐かしい記憶。


『Lucas!Lucasー!!(ルカ!ルカー!!)』