改めて見ると、結構いろんなものが置いてある。
…なんでもありだね。
その中でふと目にとまった物。
「…ね、明。あれがいい!」
「わかった」
それを指差すと、明は快く了承してくれた。
真剣な顔でそれを狙う明。
…かっこいい…////
それでなくてもかっこいいのに、真剣な顔は更にかっこいい。
ちらっとまわりを見ると、通り過ぎる人達が明を見ていってるのがわかった。
私って、やっぱり釣り合わないとか思われてるのかな…。
ちょっと不安になる。
―――パンッ
「「「おぉー…」」」
音がして、ハッと気がつくと明がそれを撃ち落としていた。
まわりからは歓声が。
おじさんも明の事を褒めてる。
そんな姿を見ていると、ふいになんでもできる明に置いて行かれちゃうんじゃないかって不安になった。
いつも隣で笑ってくれてるけど、それは私に合わせてるだけで、本当は私なんて追いつけないくらい明はすごい人だから。
コツンッ
「なーに泣きそうな顔してんだ?」
「えっ?」
おどけた口調だけど、明の眼は私を心配してる。
同時に私の頭に乗せたのは、私が欲しがった物。
「…私、泣きそうな顔してた?」
「自覚なかったのかよ。…ほら、これとってやったんだから泣くな」
明が苦笑気味に言う。
私が欲しかった物。
それは…
「明も、持っててくれる?」
「…ああ」
キラリと光る、ペアのネックレス。

