「…あ、明…?あの、離して…////」
…とはいえ、抱きしめられたのなんて何年ぶりかわからないほどだから当たり前のように顔が熱くなる。
う〜…。
ドキドキが聞こえちゃってないか心配…////。
「ねえ、明…」
「やだ」
…即答ですか。
「でも、このままじゃ家に帰れないよ…」
「帰らなくていい」
「え…?」
明の発言にキョトンとする。
どういう事?
私、着替えて来るって言ったよね?
…あ、なんかまた泣きそう…。
「…その浴衣、似合ってるよ。着替えなんかしなくていい」
………え?
似合って…る?
ほんとに?
ううん、明は優しいから、そんな風に言ってくれてるんだよね?
「…そんなお世辞言ってくれなくていいよ。私、着替えてくるから…」
「お世辞なんかじゃねーよ」
「えっ?」
なんだか少しイラついたような声がしたと同時に、更にギュッと抱きしめられた。
そして、耳元で呟く。
「本当に似合ってる。…他の男に見せたくないくらい」
「…っ!////ほ、ほんとう?」
「本当」
「でもさっきはそんな事一言も…」
「さっきは…その、あんまり早和が綺麗だったから…////」
「え…////」
明の言葉に、顔がまた熱くなる。
これ…夢じゃないよね?

