Top☆Secret~幼なじみ君の秘密~


たとえ似合っていなくても、明なら可愛いって言ってくれるかなって少し思ってた。

だけど、やっぱり言ってはくれないんだね。

目の前がぼやけていく。

…明、今はこっちを見ないで…。


「そういえばさ、早和…って、え!?」


だけど神様はイジワルで…

何かを言いかけた明がこっちを振り向いた。

とっさに顔をそらしたけど、間に合わずバッチリ見られちゃってたみたいで…。


「さ、早和?なんで泣いてるんだよ」

「…泣いてないよ…」


焦った声の明が私の頭をポンポンって私の頭を撫でた。

言い返した私の声は完璧に泣き声。

ああ…ダメだな…。

優しくされると、もっと目の前がにじむ。

堪え切れなくなってうつむいた。


「…明。私、やっぱり着替えてくるね。…これ、似合ってないから…」

「え…?何言って…?」


うつむいたまま明にそう告げて、家に向かって走り出す。


「は!?ちょっ、早和!?」


後ろで明の声が聞こえてるけど、振り向けない。

だって私、あのまま明といたら泣いちゃいそうなんだもん…。

言う事がないほど似合ってないんでしょ?

そのまま走って角を曲がった時…


「早和!」


―――ギュッ…


「きゃ…っ!」


いきなり、後ろから抱きしめられた。

一瞬誰かわからなかったけど、すぐにわかった。

だって。

―――『渉と明に後ろから抱きしめてもらったらどっちがどっちかわかる?』

―――『たぶん、わかるんじゃない?』

明だもん。

昔からずっとそばにいる、大好きな明だから。

絶対にわかるよ。