わ…////
つい見惚れてしまう。
普通のTシャツにジーパン…なんだけど、それがすごく似合っててモデルみたい。
なんで明が着ると普通の服もすごくかっこよく見えちゃうんだろう。
無意識のうちに立ち止まって明を見ていると、ふと視線を下げた明と目が合った。
「あれ?早和。なんでそんなとこに立ち止まってんだよ。早く来いよ」
「あ…うん////」
なんだか明を直視できない。
目線を下に落としたまま、明のそばまで行った。
「…っ!////」
立ち止まった瞬間、息を飲む音が聞こえた。
不思議に思って顔を上げる。
「明?どうしたの?」
あれ?
明、日焼けした?
顔が赤い…。
「…早和、その浴衣…////」
「え?あ…結希ちゃんがね?せっかく明と行くんだから可愛いのを買おうって言って…。に、似合わないよね。こんな浴衣…」
やっぱりいつものを着てくれば良かったな…。
だって、今着てる浴衣は…
黒地に色とりどりの大小の花が描かれていて、大人っぽいんだけど、ちょっと可愛さのあるデザインのもの。
黒なんて一度も着た事がないから、落ち着かない。
それに、なんだか派手だし。
「…これはヤバいだろ////」
「…え?なんか言った?」
ぼそっと明が何か呟いてたけど声が小さすぎて聞こえなかった。
「いや、なんでもない。…行くか」
「…うん…」
歩き出した明の後ろをついて行く。
…お世辞でも、可愛いっては言ってくれないんだね。
明の背中を見つめながら思う。

