明はクスッと笑うと、入った時と同じように私の手を引いて海から上がった。
「イチゴ味、だろ?昔から早和はかき氷といえばイチゴだもんな」
「正解!よく覚えてたね」
さすが幼なじみ。
これだけ一緒にいると、私の好みとかもわかってきちゃうものなのかな?
明はそのまま、「ここで待ってろよ」と言って海の家に歩いていった。
「かなり人がいるし、混んでるだろうな…」
しばらく待つ覚悟をしといたほうがいいかもしれないな。
そう思って、足だけ海につかる。
波が一度足にかかって引いていく度に、私の足が砂に埋まっていく。
足首まで埋まったら別の場所でもう一度。
「ふふ。楽しい」
しばらく遊んでいると…
「ねえ君」
知らない声がすぐそばから聞こえた。
「はい?」
声のしたほうを振り向く。
そこには、一般的にはかっこいいと言われるであろう容姿の、背の高い男の人が2人立っていた。
…明の勝ち。
ついついそう思ってしまった。

