「やっぱり男子3人を連れてきて正解だったわね。私達だけで来てたら、早和がどうなっていたことか…」
「…え?」
結希ちゃんが何か言っていたけど、良く意味がわかんなかった。
私、国語弱いのかなぁ…。
とりあえず、上から薄手のパーカーを着てジッパーを上げていく。
結構長さのあるのを買ったから、スカートの半分くらいまで隠れた。
よし!これで行こう!
と思っていると、いきなり陽ちゃんが叫んだ。
「ええーっ!早和お姉ちゃん、パーカー着ちゃうの!?」
不満そうに見上げてくる。
でも、
「恥ずかしいんだもん…////。お腹とか出ちゃってるし」
実は、ビキニとかこういう水着を着るのは初めて。
だから、どうしても恥ずかしくって何かを着ないと外になんて絶対出ていけない!
もうちょっとスタイルが良くて自分に自信が持てたらなぁ…。
はぁ…とため息をついた。
「お待たせ!」
「遅かったな。まあ女の子だから当然かもしれないけど」
渉くんが笑って答える。
「んー…。私と陽ちゃんだけならこんなにかからなかったんだけどねぇ…?」
結希ちゃんがチラリと私を見た。

