麻緒がそれでも斎藤と付き合っている理由は俺だった。 麻緒。ごめん。 俺が野球馬鹿だから。 麻緒は俺を守ってくれた。 情けねぇーよ。俺。 本当は麻緒を俺が守らなきゃいけねぇーのに。 自分が恥ずかしいよ。 でも麻緒は泣きながら俺は悪くないと言ってくれた。 小3の頃のように。