「咲季、待てよっ」



俺は咲季の腕を掴む。




「離して!あたしみたいな

子どもっぽい女の相手しないで

あの女のとこにいけば!?」





咲季が俺のことを睨んでそう言った。






「なんでそうなるんだよ」




「だってそうじゃん!!」





こんなふうにムキになるとこほんとガキだよ・・・。





でも俺はそういうとこも全部ひっくるめてお前が好きだから。




「好きだよ、咲季」




俺はそう言って触れるか触れないかぐらいのキスをした。




「そ、そんなんで

ごまかさないでよ!!」




「お前なに照れてんだよ」





「て、照れてないし!!」





「顔赤くしてよく言うよ」





「バカっ!!」








咲季は俺の腕をバシバ叩いているがそれは無視。