翌日の朝は、空が青かった。 雲一つない晴天。 晴れわたった青空は、 澄み切ったあたしの心にそっくり。 「おはよう!」 前を歩く、乃愛とアリスに抱きつく。 「緋苺!? 黒山は…」 乃愛とアリスは、驚いてから周りを見る。 いつもあたしと爽哉は、一緒に登校してるから。 にこにこしたあたしを見て、アリスは何か気付いたみたい。