白い約束

前の方に、ほんの小さな灯りが見える。



自然と身体は、その灯りに向かって歩き出す。



私はひたすら歩き続けた。



その灯りに近付いているかも把握できずに。



灯りが段々大きくなるにつれ、うっすらとその灯りから声や音が聞こえ出した。



何を言っているのか、



何の音なのかはわからない。



ただ何となく聞こえてきて、



闇雲に走り出した。