季節は流れ、
十五歳、冬
「ふわぁ〜…」電車を待ちながらあくびをすると、それは白くなる。
ふと、横に目を向けると、あなたが並んでいるのが見えた。
私が並んでいる所から、三列くらい奥。
《朝から先生に会えた!!ラッキー…》
そんなことを思っていると
「あ、あの!!」
――声をかけられた。
「はい?」
振り返るとそこには一人の男子が立っていた。
《……?
何だろう?定期は…ある。携帯もある。
落とし物とかじゃないよね…。》
すると目の前の男子は顔を赤くしながら
「俺、田島隆太(タジマリュウタ)っていいます!!」
「田島さん…」
十五歳、冬
「ふわぁ〜…」電車を待ちながらあくびをすると、それは白くなる。
ふと、横に目を向けると、あなたが並んでいるのが見えた。
私が並んでいる所から、三列くらい奥。
《朝から先生に会えた!!ラッキー…》
そんなことを思っていると
「あ、あの!!」
――声をかけられた。
「はい?」
振り返るとそこには一人の男子が立っていた。
《……?
何だろう?定期は…ある。携帯もある。
落とし物とかじゃないよね…。》
すると目の前の男子は顔を赤くしながら
「俺、田島隆太(タジマリュウタ)っていいます!!」
「田島さん…」