紫苑は俯いたまま黙り込んだ 「ぁ…たし…は…っ」 「ごめん…やっぱ何でもない」 紫苑はただ黙ってベットに座ってるだけ 「そんなんじゃ…わかんねぇよ」 「え?」 ボソッと呟いた言葉が聞き取れなかったのか、紫苑は顔を上げた 「なんでもねぇ。俺帰るわ」 「な…何で?」 「とにかく今お前の傍にいると酷い事しか言えねぇ」 そんじゃっと言って病室を出た