そのうるうるした瞳がすごい綺麗で

女の子なのにこっちまでドキドキしてしまって、
つい首を縦に振ってるあたしがいた。





「そうなんだ、好きな人に会いに来たんだ」

「はい、そうなんです」



さすがは東京。

田舎町にあるカフェとは比べものにならないくらいおしゃれ。


たくさんのお客さんが賑わっている中、一番端の席に座ったあたし達は
早速話に花を咲かせていた。



こういうところ、さすが女の子同士だって思う。


あたしの目の前で笑顔を見せてくれるのは高澤志保さん。

あたしとは3つ違いのお姉さんの大学生なんだって。


「やだ、敬語は使わないでよ、せっかくお友達になったんだし」


こうしてさっきからずっと敬語を使うのを禁止してる。


そういえば翔さんも

あたしに敬語使うなっていつも言ってるよね。