「亜希ってさ、子供の前ではあんなんなんだ(笑)」 「龍也もしかして、自分が子供にモテないの妬いてんの(笑)?」 「うるせー! そういえば俺、亜希からキスしてもらったことねーよな? 今日亜希からするまで帰さねーよ(笑)」 私は実はこの時、生まれて自分からキスしたことどころか 抱き締めたことさえなかった。 恥ずかしくて自分から何も出来ない私は受け身だったから。 自分の言ったことに後悔した。