「お茶ですけど・・・」
私がなるべく関わりたくないため、お茶を置くとすぐに戻ろうと考えていたが
お茶を置き、立ち去ろうとした瞬間
パッと手をつかまれる
そして
「お前、借金があるだろ?」
「な、なんで?!」
(なんで知ってるの?!)
このことは店長さんと一部の人しか知らないはずのことだった
すると湊は続けた
「なんで知ってんだって顔してるけど、もっと知ってんぜ?お前のこと
五十嵐林檎、16歳
好きな食べ物はリンゴ、嫌いな食べ物はいちご味のアメ玉といちごゼリー、意味わかんね
16歳の時に両親を交通事故で亡くし、そのことで天涯孤独の身となり、自信が抱えた借金はおよそ、・・・
1億。
どうだ、間違ってねぇだろ?」
「・・・・・っ、」
確かに今言ったことに間違いはない
「なんで知ってんの?!」
「俺も好きでこんなん覚えてんじゃねぇよ・・・、
それよりお前借金あんだろ?」

