「失礼します!」 「おぉ、どうした椎菜」 「さっきまでここにいた人って…」 「アメリカからの帰国子女だろ。留学生らしいな。それにしてもこの時期にしかも3年なんておかしいよなぁ」 うーん、と首を捻る先生。 でも私の思考は別のところにあった。 帰国子女… 3年… アメリカから。 そして… 私似の少女。 パズルのピースが揃っていく。