隣の男はよく見える

「お・・お隣なの?大学受かった?」


「はい!T大合格しました。すごい偶然ですね。

また、さくらさんに会えるなんて思ってもみなかったです。」



嬉しそうな駿くん・・・



でも・・・

あ・・頭・・・痛い




お隣・・・なの?





「さくら・・・大丈夫か?」



「大丈夫・・・だと・・・



思う・・・。」




隣の男は・・・よく見える



もう・・そんなこと・・



心配・・・


ないよね?



大丈夫・・・自分を信じてる


旭の方を見て自分の気持ちに変わりがないことを確信。



ここに・・・私のヒーローがいるから!



でも・・

駿くんを見直し・・・ちょっと・・


ドキッ!


波乱の予感?



隣の男はよく見える・・・


ないない・・・そんなの・・・



ありませんから!


期待なんてしてませんから!




「さくら・・・いいかげんにしろよ。」



旭が・・・言った。



「はい・・・。」



旭が私のヒーローです!




さくら!しっかりしろ~~~~~~~~~!





―完―