隣の男はよく見える



「また、いいお隣見つけろって言ったから・・・


見つけちゃった!」





言ってみた。





でも・・・



旭は・・・何も言わない



ああ・・・しまった




もう・・・手遅れ


そうなんだ・・・ね?





私と旭はお互いに


黙ったまま


言葉も無く・・・





沈黙に耐えられず・・・



とうとう


「ごめん。迷惑だった・・・よね。」


カップを置いた。





立ち上がり突っ立ったままの旭の横を

通り過ぎ出ていこうと・・・した



その時・・・