「前沢君ってどんな女性がタイプ?」


歓迎会の席


ちゃっかり彼の隣に座って後輩が聞いていた。



「う~ん・・・。」


一瞬悩んで見せて・・・




「お隣かな。」

彼は・・・前沢くんは言った。



すぐさま後輩が勘違い・・・

真赤になって・・・


「そんな・・・私・・・。」


自分のことだと思ったらしい・・・


隣の席に今座ってる自分のことだと・・





ああ


たぶん・・・

いや・・・

絶対に・・・



勘違い





私にはすぐに分かった。



だって・・・



同じなんだもん!