「静、ご飯は?食べた?」


もう、話題を変えようと思ってそう言ったのだが・・・


「本当はさ・・・
ただ・・・
さくらにだけは、俺たちのこと祝福して欲しかったんだ。」


「静・・・・。」

「いい加減な気持ちで結婚した訳じゃない。
昔っから早く家庭を持ちたいって思ってたから
予定より遅いぐらいだし・・・。」



は?



「って・・・静、あんたいくつで結婚しようと思ってた訳?」


まだ、21でしょ?


「18かな。」


「じ・じゅうはち?
それはちょっと早いでしょ?」


「いや、真面目にそう思ってたよ。」



真剣にそう言う静の顔を見てると・・・


私自身・・・少しの後悔。


きっと・・・

私がうちを出てから淋しかったんだ・・・。


側に居てあげられなかったこと・・・

自分勝手だった・・・と後悔。




「さくら、今、すっごく責任感じてるだろ?」


は?


「責任って?」


どうやら静には今考えてたことが分かったようだ。


「だから、やっぱり子供の面倒見てくれる?」


あ・・・


「見ないわよ!同情なんてしないから!


バカ者!」