隣の男はよく見える

「そう言えば出張ってどこ行ってたの?」

「ああそうだ!忘れてた!」


急に小暮くんが隣の席から紙袋を取り上げ目の前に置いた。


「お土産。」

「お土産?え~いいの?」


私は、遠慮とゆ~ものを

知らない




早速なかを覗くと


「すごい!」

とあるブランドの海外でしか手に入らない新作バック!


「って・・・出張って海外?」


海外出張って何かカッコいい!


「そうなんだ。急だったんで連絡しないで行ってごめん。」


申し訳なさそうな小暮くん。


私があれから連絡なくってヤキモキしてたの分った?


「仕事だもん謝らなくっていいって。
でも・・・いいの?こんな高価な物・・・
悪いよ・・。」



手放したくないけど・・・


一応言ってみると・・




「じゃあ・・回収!」

「え~~~~!」

「冗談だって。」



ホッ


でも・・いいのかな?


まだ


こんな高価な物貰える立場じゃ・・・


ない・・・よね?