何だかとんでもないよ

この場から去りたい・・・


のに・・・



「昨日、さくらが泊まったのって立花さんのとこだったんですね。」


静が、コンビニの袋をテーブルにドンと置いて言った。


超不機嫌?


「あ、あのね。静・・。」


言い訳しようかと思ったが・・・


「さくらに聞いてない。
立花さんに聞いてるんだ。」


どうしたの静?

まるで、娘を心配する父親の図?


「ああ、泊まったよ。
で?君はどうする?」


はあ?


何で旭もそんな喧嘩腰なの?



殴るのか?殴らないのか?

って聞いてるみたいじゃない・・・。




さっきから二人睨みあってる。


「ちょ・・ちょっと、ねえ、

立ち話もなんだから・・・取り合えず座って・・・。」



そう言ったら・・・


ギロッと二人に睨まれた。



重~い

すご~く重い


この空気




立ってるのも疲れたので私だけソファーに座り込むと・・・


座ったことを・・・


後悔



背の高い三人の男


静と

旭と

駿くんと


囲まれた感じ



この圧迫感は・・・キツイ


今さら立ち上がれないし・・・