「本当なのかい?」 その声の主が聞いた。 「うん。3カ月だって・・・。」 相手は女。 「俺の・・・?」 「当然じゃない!」 女の方が少し声を荒らげた。 たぶん・・・ 女の方も・・・ 私の知ってる人物・・・だよね? 私はもう、すごい聞き耳状態。 目の前の駿くんの言葉なんて入ってこない。 話の内容が ちょっと聞いただけでも何なのか分ってしまった。 本当に彼なら・・・ そこに居るその声の主が・・・ 私の知る彼なら・・・ 彼じゃない・・・ そう 願いながら・・・