隣の男はよく見える


「別に見てなんかないし。」


「あっそ、ならいい。」


「あの子が彼女だったんだ~。
可愛い子だよね。」


またまた、私は余計なことを言ってしまう。


「見てんじゃん。余計なお世話だから。」


「視界に入っただけだし。別に興味ないから。」



そう・・・興味なんて全然ない。


「あっそ。」


旭は、向こうを向いてしまった。



エレベーターはなかなか来ない。




この場の雰囲気・・・かなり重い