隣の男はよく見える



「・・・ですか?」


駿くんが問いかけてきた。


は?なに?



「違うよ。」


旭が言った。



なんのことかさっぱり。



「そうですか。安心しました。」



駿くんが言った。



は?は?は?・・・・?



話が見えないまま、

「さくら、もう昼終わるぞ。」


旭の言葉に


「え?もう?」



時計を見ると12時55分



慌ててアイスコーヒーを飲みほし


「駿くん、ごめんね。もう行くね。」


立ち上がると


「今度ゆっくり会いましょう。」


駿くんが言った。



「うん。じゃまたね。」



慌てていたのでそう答えたが・・・


うん?今度ゆっくりって?