整った蒼磨の顔がどんどん男達によって腫れあがっていく。


「やめて!」

私は男に向かって思いっきり殴った。


「ウッ・・・」

1人はひるんだ。


相手が男でもケンカなんてしたことない蒼磨なんだよ?

「男1人に5人で立ち向かうってあんたらそれでも男かよ!」


私は思いっきり叫んでいた。



そこからは全然記憶がない。

気づいたら、学校の前は血だらけ。


ぐったりしている蒼磨。


私が殴ったと思う男5人と肩を震わせた女が1人