深い眠りの中で、俺は夢を見ていた。 『ここは…中学校か??』 夢の中で俺は、遥と出会った中学校の校庭に立っていた。 懐かしい。田舎の中学だから、校舎は小さいし、生徒数も少ない。 確か一学年百人程度。 でもだからこそ、学校全体が仲良しだった気がする。 夢の中でも中学校にくると思い出すな。 俺と遥が出会った頃を。 あれは、そう。中学校の入学式。 俺と遥は入学式の席が隣同士だったんだ。