「次は何処に現れるかな…?」



「来週、舞踏会があるけど…」



舞踏会………。



「まさか、仮面?」

「そうだけど…」


「────ニヤッ」




なら、話は早い。
仮面をつけているから、顔がばれない。


そう、思っているハズ。



「私も連れてって!」


「─────そのつもりだよ。」



「ありがとう…」



彗狐と猫无の仕返しをしてあげる。




「それにしても、妖怪か─…恐いなぁ…」



こんの、ヘタレ!!


何回、妖怪に出会っててまだ怖いだなんてっ!



冷ややかな視線を送ってみた。


「───────…アハハ…」



たじろいだ…。
やっぱ、ヘタレね。