「百羅!あの舞踏会はなしになった!だからパーティーだパーティー!」



だ・か・ら!
そーゆーのが嫌いなのに。
どれだけ、連れ出す気だ…




「いや!どーせ、妖怪が怖いんでしょ?私だって仕事がたんまりあるの!」



「やっぱりあの噂は妖怪の仕業?ひぃぃい!だから、来てよ?!」


…………ヘタレ。
いいのか?生徒会長がこんなで。


「仕事がたんまりあるって言ってるでしょ?」


「仕事……手伝うから」



その仕事手伝えるのかい?
私の仕事、妖怪相手ですけど。


「手伝えるかな?夜に妖怪と話し合い、んでもって町の見回り、できる?」


ニタニタ、笑いながら言ってみた。


「むむむ、ムリ……です」





「てことで、交渉終了!私は行きません!」



「え────…」