祐治が迎えに来てくれた夜…

泣きじゃくりながら抱かれた夜。


あの夜から数日があっという間に過ぎた。


祐治と逢うのは月に二回か三回位。


あれから彼からの連絡をじっと待つことが…出来なくなってきている。


理由はわかってる。謙吾がいるから。謙吾が私が寂しい時に、心に入り込むのが怖い…。


私は祐治を愛しながら…その愛を何度も確信しながらも、謙吾を受け入れてしまう自分が怖い。


祐治にメールする事が多くなった。


[いつ会える?]

返事は何時間も経ってから。

[来週連絡するよ。]


祐治…毎日会わないと、いえ、せめて三日に一度…お願い…寂しくなる。前はおとなしく待てたのに。


来週?待てない。待てないよ。祐治…逢いたいよ。
逢えないの?