「つまんない、つまんないッ」 わたしは真っ暗な暗闇のようなところで 叫んでいた。 「こら、結衣。静かにして」 「はいはぁい」 今は理科の実験の時間。 何かわけがあって 日光が当たってはいけないみたいだった。 でも、ちょっとくらいは・・・。 そう思ってカーテンをチラリと捲った。 それと同時にガシャーン!という鋭い音が 理科室中に響き渡った。 「・・・え」 “まさか”な展開。 わたしは慌ててカーテンを閉めた。