屋敷の主


ルートスに無理矢理腕を掴まれ、引き寄せられた。

「なにす…」

リシェナはルートスの腕の中で、必死に抵抗する。

ルートスはリシェナの耳元で囁いた。

「お前は俺が買った。もう教会のオッサンとも話はついている」

どういうこと…

リシェナはルートスの肩ごしに、申し訳なさそうなマルスを見た。

「教会に来るガキ共は金がかかるんだってなぁ」