「……悪い、いきなりこんなこと話して…」


「……ぃぇ…」

声が小さくなってしまう。

「答えは…わかりきってる。けど…杉田の口からきっぱり言ってもらった方がいいから。


……言ってもらえるか…?」


「あ、あの…」


「ん?」

ドキン…ドキン…


何でさっきから心臓がうるさいの…!?


心臓止まってよ…!!



「ちょっと混乱しちゃってて…」


「ああ、悪い。そりゃそうだよな。

杉田が落ち着いてからでいいから。


…じゃあ俺は戻るから。明日もよろしくな。LIR」

亮さんは立ち上がって部屋から出ていった。