*あげはsaide*

今日は、やっと謹慎がとけて学校に行く。

やることがなくて退屈だと思っていた
謹慎中は、池上仁が来てくれたから意外と暇じゃなかった。



それどころか、なぜか池上仁が来てくれるのが楽しみで仕方ない自分がいた。





ピンポンピンポン~♪♪


朝、なぜかインターフォンが鳴った。



「あげはの彼氏が迎えに来たわよ~♪」



「はぁ?」

つか……彼氏じゃねぇし!
しかも何でまた居るの?




玄関に向かうと、
またまた眩しい笑顔の池上仁が立っていた。



「ようっ♪」


「ようッて…
何しに来たの?今日から私学校なんだけど。」



「だから迎えに来た♪
ほら行くぞ~。」



私の鞄を勝手に持って強引に私を連れてく池上仁。



「ったく、強引な奴…」


けど…
まぁ、悪くないっかな…




ひょいっとバイクの後ろに私を乗せる。



久しぶりだとやっぱり照れる。




「顔…真っ赤。」



「なッ!うるさい~!」



「やっぱりあげはって純情~」


ニヤニヤ笑うなっ!!