意気込んでとりかかったのはいいけど、どんな風に整理すればいいか聞いてなかった。



こういう時は誰かに聞いた方がいいかな?
適当にしたら、後で水崎に何か言われそうだし…



一番ヒマそうな人は…



あっ、あの人でいいや、聞こう。




「あの、笹崎さん?ちょっと聞きたい事があるんだけど、今いいですか?」



一番ヒマそうにしてた笹崎さんに聞いた。



「うん?なんや?」



「あのちょっと分からない事があるんですけどいいですか?」



「ええよ、それより、その敬語、止めてくれへんか?」



「敬語ですか?」



「そうや、何やこっちまで気ぃ使ってしまってな、面倒くさいねん。」



「あぁ、そうですか…てゆうか、笹崎さんって、何年生なんですか?」



「だから敬語!後、俺は水崎と同じ2年や。」



「先輩じゃないですか、先輩に敬語使うのは普通ですけどね。」



「だって堅苦しいやんか、だから普通に友達みたいにな?」



先輩だけど、敬語使うの疲れるから、ちょうど良いや。



「分かりましたよ、じゃあ今日から友達ですね(ニコッ」



「/////…おぅ、よ、よろしゅう!」



何で赤くなったかは、分からないが、まぁ新しい友達ができた。



「話しは戻って、この書類の整理の仕方が分かんないだけど、笹崎先輩は分かる?」



「先輩も止めてーや、恥ずかしいやんか。それと、俺の事は秋でいいから。」



「し、秋さん…?」



「「秋だけ七海ちゃんに名前言ってもらってズルーい」」


そこに、双子君、もとい栗原君達が表れた。



「「僕達も名前で呼んで〜☆」」



「え、あの?」



「せっかく俺だけやと思ったのに…」



何故か笹…じゃなくて、秋先輩がしょんぼりしている。