次の日、私は水崎の犯人が分かった的な言葉の意味を考えながら、学校に向かっていた。




いつもより遅く来たせいか、やけに人が多い。




てゆうか、校門前の人だかりがヤバい。




何事?




不審に思い、そこら辺にいた女子生徒に聞いてみる。




「あのー、何かあったんですか?」




「えっ!貴女知らないの?いつもの事じゃない。しかも、今日は全員揃っていらっしゃる日なのよ!!」




「…………?」(だから何が?)




「あぁ、待ちきれないわ!早くいらっしゃらないかしら〜」




もういいや、面倒なことに巻き込まれる前に、早く行こう。




何だか嫌な予感がするし…




その時――‐




「キャーーーー!!いらしたわ、いらしたわよ〜!!」




一人の女生徒の声に続き、あちこちから黄色い歓声…(いや、悲鳴の方がいいだろうか)、が沸く。