そりゃもう「お姉ちゃんお姉ちゃん。」って私の後ろをちょこちょことついて来て。



華南が暴れたら私が止めて、また懐かれて。





『そっか。……まだ捜されてるのか。』



一年以上。


家族以外との連絡を絶って、地味に目立たないように―――そう暮らしてきた。




『既に姉離れしてくれてると思ったんだけどな。』


私は窓の外を見る。


体育の授業のクラスがいて、体操をしてる。




それから、空をみた。


青空で、
綺麗なのに――…






『青空なんて……嫌い。』




―――「ごめん。ごめんね有美。」



謝るのは、私の方なのに。



あなたは青空の下に落ちていった。