おまけ☆スリー



私は魁と共に教室へと向かう。



「…ありえない。ほんっとにありえない。」


「公開キスの何が悪い。」



前回の、公開キス以来ラブレターはこなくなった。

まぁ、それは助かったけど。




「……。」


「…っ、!」



そこら辺にいる男子と目が合うと、顔を真っ赤にして視線を逸らされた。


あのキス以来、周りがよそよそしいというか、なんというか。




「……、魁のバカ。」


「あ?」


「何も深い方じゃなくても…。」


「あぁ、ディープキ…」


「みなまで言うな。」





ぁぁあ、もう。

目立つとは言った、確かに言った。


…けどね、
こんな目立ち方は嫌だ。