顔に血が集まらないように頑張る。 「相手が可哀相?」 「う、うん。」 「じゃあ、俺は?」 「え?は?…っ!――ちょっ、待って待って!」 いきなり、 魁は私の額やら頬やらに唇を落とす。 文字通り、キスの嵐。 「待たねえ。」 「なっ…、――っん!」 結局、マウス トゥ マウス。 いわゆる唇同士のキス。 ………。 いや、ここ学校の玄関ですけど! モロに登校時間ですけど!