『つーか、私の席どこですか?』 「んー…教卓の前の席にするか?俺と近いぜ?」 『嫌です。』 私は真顔で即答した。 「嘘だよ。有美の席は真ん中の一番後ろだ。」 北橋はそこを指差しながら言った。 また微妙な席だな。と思いながら席に着く。 「えー。有美は俺の女だから、手ぇ出すなよ。」 北橋がそう言った瞬間、みんながバッと私の方を向いた。 『天と地がひっくり返っても有り得ないですね。北橋みたいなホストなんてお断りですし。』 ウフッ、と笑って言うと、みんな安心したような顔で前を向いた。