私がつらつらと説明すると、双子は目をキラッキラさせて 「有美チャーン!」 「有美ちゃーん!」 『うえっ!?』 ガバッと抱きついてきたので、変な声が出た。 重い。 私より背の高い男が二人も、 しかも私は座っている状態で抱きついてきているのだ。 重力を恨む。 なんて、自然の法則に八つ当たりしていたら 「離れろ。」 べりっ、と 双子が引き離された。 魁の手によって。