『マーヤ……。やめて、謝るから。』


「有美……。」



あぁ、私のせいだ。

幼さ故に、目立ちたがった私の。


私はへたりと座り込む。



そして、俯いているとマーヤが口を開いた。





「有美。あたし……妊娠、してるかもしれないの。」





私はバッと顔を上げる。


―――今、なんて?





「有美のためだったから。傷ついてほしくなかったから。でも………これだけは耐えられないの。」


『そ、んな……。』


「産んでも、愛せない。でも、産まなかったら後悔する。」






そんな
そんな


全部、私のせいなのに。