「ハハハ。そうか、後退する理由が分からないか。 なら止まれ。」 『嫌です。』 なおも笑顔で近寄ってくる北橋。 それに合わせて私もジリジリと後退する。 これ絶対、脇役じゃないし! こういうコトは主人公にしてくれ、北橋! マジで!怖い!笑顔が! なんて考えていると トンッ、と背中に固い感触。 ……壁ですね。ハハッ。 「ん?なんだ、もうさがらないのか?」 『ハハ。』 私は乾いた笑いをもらす。 いや、さがれないし。 壁あるし。