結局昨日は凍えながら公園で夜が明けた。





あ、お母さんところに荷物もらいに行かなくちゃ。






ガチャ・・・






シーンとしていて誰もいないような雰囲気。







「あら、美帆どうしたの?」







出た、お母さんは記憶を失ってるみたい。







っていうか失ってるふりをしている。








「ううん、何でもないの。

学校行くからさ、荷物取りに来ただけ。
行ってくるね。」







「ちょっと待ちなさい、マフラーしてかなくちゃ
寒いでしょう?」








お母さん、ありがとう・・・。








心の中でそう言った。








たけどそれは悪意に満ちたものだった。









マフラーが首に巻いた途端締め付けられた。











「やっ、やめてよ、お母さん。・・・苦しいよ。」








「あんたなんか死ねばいいのに。」








お母さんはそう言った。








お母さんを蹴飛ばして何とか生き残れた。






ダッシュで自転車に乗って学校に行った。