「ひーめ」 「恥ずかしいから止めてってば…なんで『ひめ』?」 「いいじゃん。次、音楽室だよ?いこっ?」 「うん…」 どうして、私にこんな関わってくるんだろ? どうして、私をそんな目で見るんだろう。 どんどん私の中に入ってくる。 いきなり現れて、私の中に入ってきて、直也は勝手だ。 きっと初めて出来た友達だから、まだ戸惑ったままなのかもしれない。 どうか、まだこの関係が、この気持ちが壊れませんように…